ChromebookでWebMIDI

HP Chromebook 11 G4という機種を中古で手に入れました。Web MIDI APIが動作するかどうかを確認します。結論から言うと問題無く動作します。

話はちょっと横道に反れますが、Chromebookには自動更新ポリシーがあり古いChromebookは6年程度(期間は伸びているようです)で自動更新ができなくなります。HP Chromebook 11 G4について見てみると買って半年、2021年9月で自動更新が終了するとのことです。参考「【2020年版】ChromebookとChromeboxの自動更新ポリシー(サポート期限)について」



ChromebookにUSB-MIDIキーボードを接続します。Send and Recieveを開きます。Input Deviceを見てみると、接続したUSB-MIDIキーボードの名前と、"Midi Through Port-0"というポートが見えていると思います。




USB-MIDIキーボードnanoKEY2 MIDI1を選択します。鍵盤を叩くとMIDIメッセージを受信していることがわかります。



Midi Through Port-0の使い方

Midi Through Port-0はChromebook内のMIDIを通す仮想ポート(バーチャルポート)です。このポートを使うことで、Chromebookの中の2つのアプリケーション間でMIDI通信を行うことができます。2つのブラウザを立ち上げます。(1つのブラウザで2つのタブではありません。)一方のブラウザでMIDI SEND TESTを、もう一方でPiano Machineを立ち上げます。MIDI SEND TESTのOutput PortをMidi Through Port-0に、Piano MachineのInput Portに設定します。(変更しなくてもそのようになっていると思います。)



この設定で、MIDI SEND TESTのPushを押すと、Piano Machineから音が出ます。