更新情報

このページについて

こちらのページにお越しいただきありがとうございます。このページは「Web MIDI API実験室」という名前のページでした。しかしながら、Web MIDI API以外のページが増えてきましたので名前を変更しました。それでもMIDIを中心に技術的に深堀しているページです。PCやMAC、ArduinoやRaspberry PiといったシングルボードコンピュータでのMIDIのつなぎ方やウェッブブラウザでのAudioの使い方を説明します。また、自作したMIDI, Audioのウェッブアプリケーションを紹介しています。


5分でわかる「MIDI講座」という動画を見つけましたので貼っておきます。この動画ではMIDIで音の長さを知らせているようにおっしゃっていまが、実際には鍵盤を押した情報(イベント)と、離した情報(イベント)をコンピュータに伝えています。Cubaseが、MIDIの情報を元に、音の長さを計算してくれています。

MIDIについて

MIDIはMusical Instrument Digital Interfaceの略称です。直訳すれば、楽器のデジタルインターフェースということになります。MIDIの誕生は1983年、任天堂「ファミリーコンピュータ」と同じ年です。この年の暮れには、シンセサイザDX7が発売になっています。Windows 95のはるか以前のことです。

もの凄くざっくりと書くならば、MIDIは電子楽器と電子楽器をつなぐデータの形(フォーマット)と通信経路の規格です。2つの楽器をMIDIで接続すると、一方の楽器を弾くと、もう一方の楽器が鳴ります。ちょっと前のコンサートでは舞台のちょっと奥にシンセサイザーを10台近く周りに並べて演奏するキーボーディストを見ることができました。大概の場合、キーボーディストはすべてのキーボードの鍵盤を弾くわけではありません。いずれかのキーボードがメインのキーボードになっていて、その他のキーボードはMIDIで接続されています。メインのキーボードを弾くとその他のキーボードの音が鳴るように設定されています。曲に合わせて、いろいろなキーボードの音色を使いたいということです。

その後MIDIはコンピュータのインターフェースとして取り込まれ、コンピュータから楽器を鳴らすことが一般的になりました。また、カラオケのデータとしても利用されるようになります。今日現在でも多くのポピュラー音楽の制作現場ではMIDIが使われています。MIDIの歴史は、2019年国立科学博物館の「かはく技術史大系(技術の系統化調査報告書)」I. 映像・情報・コンピュータ関連の一つとして調査された、「MIDI に関する技術系統化調査」井土秀樹著の中で詳しく書かれています。

さて、MIDIは楽器と楽器、コンピュータと楽器をつなぐインターフェースなのですが、私は楽器や音楽に関係無く使ってもとっても便利なインターフェースだと思っています。 コンピュータはPCでもMACでも、MIDIは簡単に扱えるようなドライバーやアプリケーションを持っています。また、iPhoneでもAndroidでもMIDIは扱えますし、ArdinoやRaspberry PiといったシングルボードコンピュータでもMIDIを扱うことができます。ですので、便利に何かと何かをつないでデータをやり取りするインターフェースとしてMIDIが使えるのでは無いかと思っています。

ここ数年では、MIDIやAudioを扱うWeb API(Web MIDI API, Web Audio API)が策定され、わりと簡単にウェッブアプリケーションを作成することができるようになりました。ウェッブアプリケーションはEdgeやChromeといったブラウザで動作します。インストールしなくて良いというのも良いですね。

このページでは、MIDIをつなぐ、つなぎ方を紹介するとともに、Web APIを使って製作したMIDI, オーディオのアプリケーションを紹介したいと思います。

2020年9月19日 MikataHara