更新情報

Raspberry Pi Picoの環境設定

Raspberry Pi Picoの環境を、Macbook Pro 2019, Mac Os Ventura OS13.5にインストールします。 インストールするのは、CMake, GNU Embedded Toolchain for Arm, Pico SDK, Pico Example の4つです。

WiringPiでLチカ

Raspberry PiにLEDを接続して点滅させるLチカ、WiringPiのライブラリを使ってC言語のプログラムを書く時、多少悩みましたので記録しておきます。


ArduinoとMACをBluetooth MIDIでつなぐ

RedBearLab.comのBluetooth 4.0 Low Energy BLEシールド v2.1というArduino用のボードを持っています。8年程前に買ったモノと思われます。このボードを使って、ArduinoとMACをBluetooth MIDIでつないで見たいと思います。

気柱の波

科学館の置いてある気柱振動の実験を再現してみました。 開始ボタンを押すと音が鳴り始めます。ボリュームに注意して下さい。 周波数を入力しリターンを押すと周波数が変わります。基本振動、3倍振動、5倍振動 の周波数で波が大きくなることがわかります。

3倍振動

波の性質 進行波と反射波

高校生に縦波の動きを説明するために作成しました。3つの点線が上に並んでいます。 一番上が進行波、次が反射波、一番下が進行波と反射波を加算した合成波を表示します。

横波の表示もできるようにしました。

MCP4726の使い方

D/A変換MCP4726のコマンド覚書

Raspberry Piの初期設定

Raspberry Pi 2/3/4 に Ubuntu Server 20.4をインストールして、MIDIのプログラムを書くまでの初期設定を記載します。Raspberry Pi 2 の場合、32bit版のみインストールできます。、Pi 3/4 は32bit版、64bit 版の両方がインストール可能です。

このページについて

こちらのページにお越しいただきありがとうございます。このページは「Web MIDI API実験室」という名前のページでした。しかしながら、Web MIDI API以外のページが増えてきましたので名前を変更しました。それでもMIDIを切り口に技術的にトライしているページです。PCやMAC、ArduinoやRaspberry PiといったシングルボードコンピュータでのMIDIのつなぎ方やウェッブブラウザでのAudioの使い方を説明します。また、自作したMIDI, Audioのウェッブアプリケーションを紹介しています。電子回路はあまり得意ではありません。ですので、作成した回路はたまたま動作しているだけかもしれないことにご注意下さい。


ScratchでWeb MIDI

2022/12/18




MIDIについて

MIDIはMusical Instrument Digital Interfaceの略称です。直訳すれば、楽器のデジタルインターフェースということになります。MIDIの誕生は1983年、任天堂「ファミリーコンピュータ」と同じ年です。この年の暮れには、シンセサイザDX7が発売になっています。Windows 95のはるか以前のことです。

もの凄くざっくりと書くならば、MIDIは電子楽器と電子楽器をつなぐデータの形(フォーマット)と通信経路の規格です。2つの楽器をMIDIで接続すると、一方の楽器を弾くと、もう一方の楽器が鳴ります。ちょっと前のコンサートでは舞台のちょっと奥にシンセサイザーを10台近く周りに並べて演奏するキーボーディストを見ることができました。大概の場合、キーボーディストはすべてのキーボードの鍵盤を弾くわけではありません。いずれかのキーボードがメインのキーボードになっていて、その他のキーボードはMIDIで接続されています。メインのキーボードを弾くとその他のキーボードの音が鳴るように設定されています。曲に合わせて、いろいろなキーボードの音色を使いたいということです。

その後MIDIはコンピュータのインターフェースとして取り込まれ、コンピュータから楽器を鳴らすことが一般的になりました。また、カラオケのデータとしても利用されるようになります。今日現在でも多くのポピュラー音楽の制作現場ではMIDIが使われています。MIDIの歴史は、2019年国立科学博物館の「かはく技術史大系(技術の系統化調査報告書)」I. 映像・情報・コンピュータ関連の一つとして調査された、「MIDI に関する技術系統化調査」井土秀樹著の中で詳しく書かれています。

さて、MIDIは楽器と楽器、コンピュータと楽器をつなぐインターフェースなのですが、私は楽器や音楽に関係無く使ってもとっても便利なインターフェースだと思っています。 コンピュータはPCでもMACでも、MIDIは簡単に扱えるようなドライバーやアプリケーションを持っています。また、iPhoneでもAndroidでもMIDIは扱えますし、ArdinoやRaspberry PiといったシングルボードコンピュータでもMIDIを扱うことができます。ですので、便利に何かと何かをつないでデータをやり取りするインターフェースとしてMIDIが使えるのでは無いかと思っています。

ここ数年では、MIDIやAudioを扱うWeb API(Web MIDI API, Web Audio API)が策定され、わりと簡単にウェッブアプリケーションを作成することができるようになりました。ウェッブアプリケーションはEdgeやChromeといったブラウザで動作します。アプリケーションをインストールしなくて使ええるのは良いですね。

このページでは、MIDIをつなぐ、つなぎ方を紹介するとともに、Web APIを使って製作したMIDI, オーディオのアプリケーションを紹介したいと思います。

2020年9月19日 MikataHara